星★カフェ日記

テーブルの上のフーガな日常を書き留めています

ベートーヴェン ピアノソナタ第28番

ピアノの新約聖書と言われるベートーヴェン(1770-1827)のピアノソナタ全集の最後から5番目(1816)の作品です。甘美で繊細な心象風景の第一楽章、気晴らしの屋外活動のような第2楽章、また沈思する第3楽章、でも最後は決心が決まったかのように高らかにフーガ(13:29~)で締めくくります。ベートーヴェンはこの曲を高弟の一人で有能なピアニストだったドロテア・エルトマン夫人に献呈しました。ということで、今日は、かつてフランスの天才少女と言われ、いまはカナダでオオカミの保護活動なども手掛けているエレーヌ・グリモーさんの演奏で聞いてみました。

Beethoven Piano Sonata No.28 in A major op.101