星★カフェ日記

テーブルの上のフーガな日常を書き留めています

バロン・ド・ロスチャイルド・ブリュット

スパークリングは炭酸でおなかが膨れるのが嫌で敬遠していました。したがってスパークリングの経験値がほぼ0なのですが、最近、どういうわけか気になって、このシャンパーニュを手に取りました。シャンパンってもっとオシャレな飲み物だと思っていましたが、予想とは違い、このジュラのシャルドネを思わせるような酵母香にちょっと意表をつかれました。スパーリングも思っていた以上に深いのかもしれません。ちなみにこの酵母のニュアンスはアジフライとかと合わせるとなぜかいい感じの香ばしさに変わってしまいます。ということは、この種のお酒はいくらか内臓を含んだ肉・魚の料理を美味しく食べるための助けになっていたのではないでしょうか。ワインは単に高価な嗜好品だったわけではなく実用的な意味を持っていたのかも。良いワインはその土地の物語を語ります。時に時代を超えて。これだからワインはやめられないのです。(WS90/JS92/WE93/D90/V90)

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BARONS DE ROTHSCHILD BRUT