香りはイチゴとチェリーのキャンディにハーヴが複雑性を演出。若いのに思慮深い。味わいのは少しスパイシーな果実の印象。ドライ過ぎずフルーティ過ぎず。綺麗な顔立ちに嫌味のないスウィートな笑顔を浮かべている天使。そして最後は透明なミネラルの羽を広げ、大空に還っていく・・・。ネッビオーロという品種は個性的。ときには使用人に嫌がるジビエを強要する悪役令嬢すら連想してしまうこともあります。でも、こちらはよくできた方はのようです。どのような(お料理との)会合でもにこやか。これなら、どこにお出になられても問題ないでしょう。どうぞ、貴殿のお城にもお迎えください。(WA92)